2017年 01月 24日
大きな大きな水たまり
海岸通りを歩いていた
海の記憶についてあれこれ考えた
瀬戸内海の島島島の景色
冬の日本海
太平洋の水平線
大半の人が頭の中に画像として思い起こせる景色だろう
確かに記憶の中に海は存在する
でもよく考えたら大人になってからの記憶だと気づく
小さな頃あまり海で泳いだ思い出もない
唯一情景として浮かぶのは
商工センターの波止場から見た白い雲と光る波
おそらく一時期父親と釣りに行った時の記憶だろう
以前
絵描きの女性と話したときにこんな話題になった
彼女は白を基調とした絵を多く描いている
なぜ白なのですか?
と自分が質問した
その回答が
育った街が海に近いところで雲や波の白の印象を描いているのかもしれない
というものだった
なるほど
自分はその反対だ黒を基調とした絵を多く描いている
育った土地は谷あいの街で空が狭い
日が暮れるのも早く
黒が一面を覆う感覚を小さなころから感じてた
初めて海を見たのはいつなのだろうか?
地図で見る海でなく
大きな大きな水たまりとして
by su-udon-otoko
| 2017-01-24 08:54
| つれづれに